鉄道用語集



<ご注意>

この用語集はあくまでも基本的な内容です。鉄道に関してより分かってもらおうというための
一般的かつ初心者向けの内容となっています。
一部やむを得ず専門化してしまっている解説があります。ご了承ください…
ここにかかれている用語が分かれば鉄ヲタどうしの会話は多分大丈夫…のはず
2008年6月:高校時代に書いた稚拙な文章を修正しました。今見るとひどいですね。


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 あ行 か行 さ行  た行 な行 は行  ま行 や行 ら行  英略語      


あ行の用語

秋葉原(あきはばら)
山手線、京浜東北線、中央・総武緩行線、地下鉄日比谷線、つくばエクスプレスが接続する駅。
オタクが集まる場所としての知名度は言わずもがなの状態である。
日本有数の乗降客数を有する駅であるが、そのうちの何割かはオタクが利用している事には間違いない。

池袋(いけぶくろ)
山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東武東上線、西武池袋線、地下鉄有楽町線・副都心線・丸の内線が接続するターミナル駅。
この周辺は百貨店や電気屋などで非常に賑わいを見せている。
世界第二位とも言われるその乗降客数は、平日でもその多さを感じることが出来る。

インバータ(いんばーた)
直流電流を交流電源に変換する装置。
その逆はコンバータという
現代の電化製品には欠かせないもので、鉄道にもVVVFインバータという形で投入されている。

運行番号(うんこうばんごう)
その日に割り当てられた、列車固有の番号。 例:39E、51Gなど

運転間隔(うんてんかんかく)
列車前後のの互いの距離のこと。

運転士知らせ灯(うんてんししらせとう)
列車の扉がすべてしまった時に点灯するランプ。
それが点灯しないと発車できない。

MT比(えむてぃーひ)
電車の、電動車と付随車の比率のこと。 M車というのが電動車で、「Motor」の頭をとっている。
T車というのは付随車で、「Trailer」の頭をとっている。
ちなみに、先頭車はcで、Mcというように表記される。「control」の頭をとっている
示し方は、M車とT車を足して丁度その両数になるようにあらわす。
例:10両編成でM車が4両、T車が6両の場合→4M6Tと示す 

一般的に、M車が多いほどパワーがでる。
しかし、モーター1個の出力が上がればその分モーターが少なくて済むので、最近の電車のMT比は1:1もしくはそれ以下となっている。
最近は故障時や安全性の観点から、MTは再び高めに設定される傾向がある。
また、地下鉄は勾配が多いので、一般的にMT比は高い傾向にある。

延発(えんぱつ)
所定の時間よりも遅らせて発車させること。
主に、事故時や運転間隔の調整のために行う。


か行の用語

回生ブレーキ(かいせいぶれーき)
ブレーキかけた時に、モーターを発電機として利用し発電した電気を架線に戻す事で得るブレーキのこと。
これは、ハイブリット自動車にも採用されているシステムである。

回生失効(かいせいしっこう)
回生ブレーキが効かなくなること。
その場合は、直ちに空気ブレーキに切り替えられる。
回生失効が起こる原因は二つあり、一つは、回生ブレーキをするだけのスピードがないこと。
もう一つは、ブレーキで発電した電気が使用されないこと。
特に、二つ目の理由が深刻で、ラッシュ時になると、すべての列車が電力を必要としない状態になることがある。
その場合は、当然回生ブレーキが効かなくなる。
このときに発電された電気は、抵抗を通して熱変換される。

海浜幕張(かいひんまくはり)
京葉線、武蔵野線直通列車が接続する駅
周辺には幕張メッセやアウトレットがあるなど、観光色の高い地域でもあり、一歩入ると住宅街というところである。
以前のコミケはその幕張メッセで行われていたが、地元PTAの抗議により、有明へと追放された。
しかし、メッセで行われるオタイベントはコミケの他にもあるので、オタが集まってくる事に変わりはないのである。

回復運転(かいふくうんてん)
遅れている列車の運行を定刻に戻すこと。
口で言うのは簡単だが、相当な技術を要する。
マスコミに叩かれまくるこの回復運転だが、これをしないといつまでもダイヤが元に戻らない。

かぶりつき
運転席のすぐ後ろに陣取り、運転士の運転さばきや前方の風景を見ること。
この行為は運転士さんに結構プレッシャーになるらしい。皆さんもほどほどに。
別に運転士を見てたわけじゃないんだからねっ!ただ前方の景色を眺めてただけなんだからっ!

架線(かせん)
電車に電気を送る電線。
現職の方曰く、関係者は「がせん」と読んでいる。
よくパンタグラフとの接触部分がスパークしているw

過走防護パターン(かそうぼうごぱたーん)
終点駅での列車の過走防止に設置されているものである。
停止目標のある程度手前から指定された速度から速度が減少していくパターンがある。
走行速度がこのパターンに触れると、自動的に非常ブレーキがかかり停止してしまうシステム。
もっとも、パターンに触れない運転をするのは当然。

喚呼(かんこ)
運転士が確認事項を口に出すこと。
例:出発減速、第一閉塞進行、制限、○○など

警笛(けいてき)
危険防止や、乗客、周辺の人の注意を喚起するために鳴らす汽笛。
最近は弱い警笛と強い警笛の2種装備しているものが増えている。

勾配標(こうばいひょう)
現在走っていいる場所の傾き具合を示す標識。
単位はパーミル(千分率)であらわす。
だいたいの勾配は±35パーミル以内になっているが例外は多数あり。

交流電流(こうりゅうでんりゅう)
常に陽極と陰極が入れ替わっている電流のこと。
主に地方電車や、新幹線で交流電流を採用している。

(この先は高校で習う物理、数学兇了鯵儡愎瑤糧楼呂砲覆蠅泙)
交流電流には位相(その電気の電圧の値)というものがあり、違う場所で作られた電気どうしを混ぜることが出来ない。
そのため、セクションというものが設定されている。
また、交流電流の電圧の変化は三角関数のグラフで表すことができる。
グラフの形は、典型的なサインカーブ(正弦曲線)になる。
また、交流電流には位相を利用して二相交流三相交流というものがある。

行路表(こうろひょう)
乗務する列車の走行区間がかかれている表。
かぶりつきをすると運転席に垣間見える。
運転士や車掌は常にこれを携帯する。

甲種回送(こうしゅかいそう)
新製した車両を工場から運用線区に回送すること。正式には甲種輸送
これは、JR私鉄問わずすべて工場からJRの線路を使用して回送される。
理由は言うまでもなく、JRは全国に線路網があるためである。
この回送を狙って撮影する鉄道ファンも多い。

国際展示場(こくさいてんじじょう)
りんかい線、ゆりかもめ(有明駅)が接続している駅。
コミケの時には入場制限までかかり、ホームに降りるのに一苦労である。
またこの時期は早朝の電車でも相当混雑している。
目的はもちろん大手サークルの新刊をいち早くゲットするために他ならない。
(平易に言えば、人気のある同人誌サークルの新刊を目当てに早くくるということです。)
この時期になるとオタクをターゲットとしたポスターに切り替わり、コミケ終了直後はカタギのポスターに戻る。

コミックマーケット(こみっくまーけっと)
通称コミケ
言わずとしれた、世界最大の同人誌即売会
毎年夏冬の二回、国際展示場(東京ビックサイト)で開催される。
あまりにも規模が大きいため、周辺の交通は大混雑する。始発で乗車率200%超はコミケならではである。
特に、ゆりかもめはコミケ期間中は大量増発され、日中は3分間隔での運行となる。
りんかい線ではホームに人があふれるため、入場制限を行うほどである。
また、この時期のムーンライトながらでは、その系統の人たちであふれ、ある種の異様な光景となる。
ちなみに、コミケと言えば美少女系なものや二次創作のいかがわしいものばっかりと思われがちだが、「鉄道」という真っ当なジャンルも存在しているので、機会があれば見に行く価値はあると思う。(ただし少数なのでカタログなしで見つけるのが大変)
細かなジャンルとしては、路線開設本、廃線探訪、走行音CDなどがある。

現在はゆりかもめの豊洲延伸、りんかい線大崎延伸の効果で、そこそこ混雑は緩和されている。ルートを選べば現地まで着席していくことも出来る。


さ行の用語

採時駅(さいじえき)
到着、通過、出発時刻が指定されている駅。
実はすべての駅に設定されているわけではない。

三相交流電流(さんそうこうりゅうでんりゅう)
位相が3つある電流のこと
(ここから先は高校で物理と数学兇鮟っていないと難しい内容です)
それぞれの位相が2π/3(ラジアン)=120°ずつずれている電流方式。
サインカーブで表すとなかなか複雑な形になる。
この方式は、消費電力を1/√3(58%)に削減できて、省エネに貢献している。
そのため、電車にも積極的に導入されている方式である。

時間照合(じかんしょうごう)
列車が駅に早く到着したりした時に時間調整をして出発すること。
延発と意味が似ているが、これは出発時刻が指定されている駅のみで行う。

色灯式信号機(しきとうしきしんごうき)
ATS区間に設置されているいわば交通信号。
道路信号と違うのは、信号の色によって許容速度が異なること。
色によって許容速度が異なり例をあげればG(青信号)は進行で問題なし。
YG(黄青)は70km/h(会社によって速度は違う)の制限がかかり、
これを超えると自動的にブレーキがかかる。
※ATSについての詳しい説明はこちら

スーパーベルズ(すーぱーべるず)

野月貴弘(車掌DJ) 少覚一(Chorus/Keyboards)をメインメンバーとして結成されているユニット。
「MOTO(e)R MAN」という車掌ボイスや沿線をネタにした音楽で鉄道ファンの間で人気を集めている。
そこかしこで使われるネタは地元ネタが満載で、沿線の雰囲気を垣間見る事ができる。
また、「MOTER」は誤表記だが、JR東日本のJREとかけてJR東日本路線では「MOTER」表記になっている。
ベルズの遊び心は、名古屋のローマ字表記を「N∀GOYA」とターンAを使ったりと細かい部分に表れている。
ちなみに、スーパーベルズのユニット名を知らない人にも、「あ、あ、あ、秋葉原です」のフレーズを言えば大抵の一般人は理解してくれる。

セクション(せくしょん)
架線と架線の区切りのこと。
交流電流は電気を混ぜられないので架線と架線の間には絶縁区間がある。
そこで電車が停止した状態で加速しようとすると電位差によって架線がショートして架線が使い物にならなく恐れがあるので運転士はこの区間では絶対に停止してはいけない。

速度制限(そくどせいげん)
名前のまんまで走行速度を制限すること。
主に曲線のR(円の半径のこと)がきつい(600m未満くらい)ところやポイントに設置される。
Rのきつさによる速度制限はある程度法律で決まっておりそれに基づいて速度制限を設けている。
もちろん、Rがきついカーブを安全かつ高速で走行できる車両が開発されれば、速度制限の基準も変わる。


た行の用語

惰行(だこう)
略さず言うと惰性走行。
動力を使わずに走行すること。接触摩擦が少ない列車だからできる技でくれぐれも車で惰行はしないように。

直流電流(ちょくりゅうでんりゅう)
常に電気が一定方向に流れている電気のこと。
首都圏の電車は、大体直流電流を使用している。
しかし、直流電流での高速走行(160km/hを超える速度)には不向きなため、交流電流が使用されている

チョッパ制御(ちょっぱせいぎょ)
電車の制御方式の一つ。
短時間にスイッチのオンオフを繰り返す事で、
直流モーターに送る電流を抵抗器を使わないで 変化させる方式。
電機子チョッパと界磁チョッパの2種類の制御方式がある。
前者は東京メトロ6000系、7000系、01系、02系、JR201系など採用され、後者はその他私鉄各線で採用されている。

抵抗制御(ていこうせいぎょ)
発車時にいきなり架線の電流を流すとかえって加速が悪くなるので
間に抵抗を入れて、速度が上がるにしたがって抵抗を減らす制御方式。
制御の考え方そのものは結構簡単である。

点(てん)
1、運転席の、戸閉めランプが点灯した状態。これで電車が動かせる状態になる。
2、車両の側面のランプ(側灯)が点灯した状態。これが点灯しているとドアが開いているか、もしくは完全に閉まっていないことを表す。

定発(ていはつ)
定時発車の略語。
定められた通りの時間に列車を発車させること。

転動(てんどう)
停車中に勾配の影響で列車が動くこと
かなり危険な現象である。

東京臨海高速鉄道(とうきょうこうそくりんかいてつどう)
略称TWR(Tokyo Waterfront Railway)
りんかい線を運行する第三セクターの会社。新木場〜大崎の12、2kmの運行である。
初乗り運賃200円で、2つ先の駅に行くのに260円もとるかなりの高額運賃
その上大幅な経営赤字を計上しているので運賃値下がり到底見込めない。
JR埼京線とも相互直通運転を行っており、お台場、臨海副都心方面に行くには便利な路線である。
コミケ開催時は異常なほどの混雑になり、臨時電車が増発されるほどである。

東鉄指令(とうてつしれい)
JR東日本の首都圏の列車運行を管理している輸送指令のこと。
これを通じて運転士や車掌は運転間隔の調整や事故の情報を仕入れたりする。

ドレミファインバータ(どれみふぁいんばーた)
VVVF制御車の中でも、起動時に独特の音階を出す電車のことを指して呼ばれている。
これは、ドイツのシーメンス社が製造したモーターが出す音である。
現在このインバータは、京急2100形、新1000形(2005年以降の増備車は除く)、JRE501系が該当する。
ちなみに、ドレミファと言われているが、実際はファから音階を奏でているヘ長調である。
その理由として開発の経緯があるのだが、起動時の最初の音の周波数が、偶然ファの周波数に近かったため、開発時にそこから音階を作ったためである。


な行の用語

二相交流電流(にそうこうりゅうでんりゅう)
簡単に言えば電圧の位相が二つある電流のこと
(ここから先は高校の物理、数学兇糧楼呂任)
各々の位相がπ/2(ラジアン)=90°ずつずれている二組の交流電源を用いて発電した電気こと。
現在は廃れて三相交流になっている。

ノッチ(のっち)
マスコンやブレーキハンドルの位置のこと


は行の用語

発電ブレーキ(はつでんぶれーき)
回生ブレーキと似て非なるもの
回生ブレーキは電力を架線に戻すことで制動力を得るが、発電ブレーキは車輪が回転する力を電気に変え、抵抗を通して熱変換させることで減速させる方式である。
現在の新型車両には回生失効時のために装備されていたりする。

踏切障検(ふみきりしょうけん)
踏み切り障害物検地装置の略。
踏み切り内で車や人が立ち往生した場合、停止警報を周辺数キロの列車に発令し
停止させるシステム。
一見優れたシステムだが、これに検地されないケースや敏感に反応してしまったりと、課題は多い。

分岐器(ぶんきき)
要はポイントの事で、列車を転線させる装置

閉塞(へいそく)
列車の追突や衝突を避けるために、線路を一定の区間に区切って
その区間一つに1列車のみ走らせること。
首都圏の閉塞は以上に短く山手線を見てもらえば一目瞭然。

防護無線(ぼうごむせん)
列車や線路の突発的な事故の際に発する無線。
これを受信した列車は直ちに停止しなければならない。

ホームドア
駅構内に設置された列車の扉と連動して開く扉のこと。
これにより、ホームへの転落事故をなくすことが出来た。
しかし、ホームドアにすると、扉の位置が固定されてしまうため、列車の規格を統一する必要がある。
現在は、ゆりかもめ、東京メトロ南北線・副都心線、東急目黒線、埼玉高速鉄道、東京モノレール、日暮里・舎人ライナーなどで採用されている。


ま行の用語


武蔵野線(むさしのせん)

このページのメインとして扱っている路線。
山手線の外環を通る路線で、ラッシュ時には相当な混雑を見せる通勤路線。
最近は輸送力が不足し、昼間でも結構混雑している。
また、休日には沿線に競馬場などがあるため、その人たちでの混雑もある。
そのため、競馬開催に合わせてしばしば臨時列車が運転される。
他にも、埼玉スタジアムでのサッカー開催時等にも臨時列車が運行され、意外と臨時が多い路線である。
また、貨物路線としても使われており、近年の湘南新宿ライン大量増発の余波で武蔵野線に貨物列車が集中する結果になった。
そのため、武蔵野線は自由にダイヤ設定が出来ず、列車の増発が難しい状況にある。
元々ダイヤが乱れ易い線区でもあるので、貨物列車の定時性が以前より悪化している。
詳しくは当サイトの「武蔵野線情報館」をご覧下さい。

滅(めつ)
1、運転席の戸閉めランプが消灯している状態。ドアが開いている事を表す。この状態では電車が発車できない。
2、車両の側面にあるランプ(側灯)が消灯している状態。この状態で電車が発車できる。


や行の用語

ゆりかもめ

新橋〜豊洲間14.7劼魃森圓靴討い襦正式名称は東京臨海新交通臨海線だが、殆ど知られていない。
日中のダイヤは平日よりも休日の方が多く、お台場へのメイン輸送期間としての役割を果たしている。
2006年に有明〜豊洲間が延伸したため、新木場で京葉線→りんかい線乗り換えの客と有楽町線利用者との分離がある程度できている。


ら行の用語

力行(りっこう)
電車の動力を動かして列車を運転すること。

列車種別表示灯(れっしゃしゅべつひょうじとう)
駅の出発信号などの下に付随しており、列車種別を運転士が確認できるようにしたもの。

流転(るてん)
停車中に勾配などで電車が動くこと。
転動と同意

列車番号(れっしゃばんごう)
他の列車と区別させるためにつける列車固有の番号。
JRでは下二ケタの数字とアルファベットが列車に表示される。
例:739Eの場合
これは7時台に始発駅を発車するという意味であり、39Eはその編成の今日の運転番号。
表示されるのは39Eとなる。

レピーター(れぴーたー)
駅員、車掌が前方の信号が開通しているか確認するための電灯。
主にホーム中ほどに設置されており、見やすい色になっている。


英略語

ATC
(Automatic Train Control deviceの略)

自動列車制御装置のこと。レールに低周波を流し、それを列車が読み取る。
前の列車と安全な間隔を保って走るための速度が運転台に表示される。表示以上の速度になると、自動的にブレーキをかけて減速する仕組み。
ATCのメリットは信号の見落としなどがないため、安全性が高い点である。
現在は各新幹線、山手線、京浜東北線、地下鉄などに採用されている。

私鉄にも導入は進んでおり、現在は東急田園都市線・東横線・目黒線・大井町線、みなとみらい線などに導入されている。
今後、京王線、東武東上線への導入が予定されている。

CS-ATC
(Cab Signal-Automatic Train Control deviceの略)

ATCに前方予告がついたもの。ATCの指示速度が変わる前に予告をだし、無駄な加速を無くす目的がある。
この方式の欠点は費用が高いこと。1km敷くのに1億円かかるともいわれる。
現在、東急田園都市線、東横線、東京メトロ、その他の地下鉄各線で採用されている。

D-ATC
(Digital-Automatic Train Control deviceの略)

デジタルATCのこと。あらかじめ曲線や勾配、車両などのデータベースを車両に読み込ませておき、車両自らが前方の停止位置や速度制限開始位置に向かって、最適かつ滑らかな一段ブレーキ制御のパターンを作成する。
これによって従来までのATCより到達時間が短縮されるだけでなく、乗り心地が格段に改善した。
現在は九州新幹線、東北新幹線古河〜八戸間、京浜東北線南浦和〜鶴見間、都営新宿線等で採用されている。

ATO
(Automatic Train Operation systemの略)

自動運転システムのこと。発車から走行、停車まですべて自動で行うシステム。
また、運転の一部を自動運転することで運転士を補助するシステム。
現在はゆりかもめ、東京メトロ南北線、都営大江戸線等で採用されているシステムである。

ATOS
(Autonomous decentrailzed Transport Operation control System の略)

東京圏輸送管理システムのこと。次世代の鉄道にふさわしい列車運行管理を目指し、最新のコンピュータ及び情報技術を駆使した自立分散型の列車運行管理システム。
現在、山手線、京浜東北線、中央線東京〜甲府間、総武線各駅停車、総武快速線、横須賀線、東海道線東京〜熱海間、常磐線(上野〜羽鳥間)、宇都宮線(池袋・上野〜那須塩原間)、高崎線(大宮〜神保原間)、埼京線(池袋〜武蔵高萩間)、南武線(川崎〜立川間・尻手〜新鶴見信号場間)に導入されている。

今後は武蔵野線、横須賀線への導入が予定されている。

ATS
(Automatic Train Stop deviceの略)

自動列車停止装置のこと。運転士が赤信号を見落としたり減速を怠ったときに、自動的に非常ブレーキをかけて停止する装置。
信号は首都圏の場合4灯式がほとんどで進行、減速、注意、警戒、停止等の現示表示をする。
進行と停止の間の現示速度は鉄道会社によって違う。

ATS-S
(Automatic Train Stop-Signalの略)

ATSの種類の一つ。運転士が前方の赤信号を確認し、警報が鳴ったら5秒以内にベルを止めないと停止する仕組み。
そして、このシステムをかいくぐる事故が多発したため、別ATSシステムに切り替えが進んでいる。

ATS-P
(Automatic Train Stop-Patternの略)

従来のATS-Sの欠陥を改善したシステム。停止位置までの距離情報とあらかじめセットした車両の停止パターンを演算し、速度が速度パターンを越えた時に常用最大ブレーキをかける仕組み。安全性はCS-ATCと同等以上となっている。
現在、首都圏、関西圏のJR線、山形、秋田新幹線、北越急行、智頭急行で使用されている)
現在は、曲線において速度照査機能を持たせたATSを設置する事が義務付けられている。
ちなみにそのATSはATS-SNと呼ばれる機能で、ATS-Pとは厳密には別物である。

COSMOS
(COmputerized Safety Maintenance and Operation systems of Shinkansenの略)

JR東日本の新幹線で採用されている列車管理方式。従来のシステムでは、北陸新幹線の開業の対応が難しいと考えられたために導入された。
COSMOSの特徴は各駅ごとにコンピュータを設置し、それらをデジタル回線で結び、各種情報を共用すること。これにより新幹線の保安度が向上した。

CTC
( Centraized Traffic Controlの略)

列車集中制御装置のこと。一箇所の制御所で列車の運行の全てを管理する。
例えば、東海道新幹線は東京の指令所ですべて管理している。

GTO
( Gate Turn Off thyristorの略)

半導体のスイッチの一種。 VVVF制御に多く使われたが、独特の騒音がひどいため、IGBTに置き換えられた。
あの独特の音は、パルス(一定の周期で電磁波等の強弱が変わる現象)の変化によって発生する音である。
GTOを使っているのは、JRだと209系が有名である。

IGBT
(Insulated Gate Bipolar Transistorの略)

電力用の半導体素子の一つ。制御回路が少なくて済むという利点があり、鉄道にも導入されている。
IGBTは、起動音でチョッパ制御の起動音より数段高い音で「みぃ〜〜〜」という音が出る。
そのあとにGTOほどではないが、例の独特の音が出る。

IGBT素子が本格採用されたのは、東京メトロ07系が最初である。 しかし、IGBTが発する周波数がAMラジオに悪影響を及ぼす(雑音が混じる)ため、万能とはいえない

Max
(Multi Amenity eXpressの略)

JR東日本の2階建て新幹線のこと。E1系とE4系が該当する。
Maxを直訳すると多様な設備をもつ特急だが、通勤用や帰省客の輸送に幅広く貢献している。
しかし、座席のリクライニングが一部で効かないのでその点が難点である。

MG
(Motor Generatorの略)

電動発電機のこと。
架線から供給された電気でモーターを回し、それで低圧発電機を回して間接的に100Vに変圧する装置。
昔は交直流の変換の技術が発展していなかったので、苦肉の策として考えられたシステムだった。
変換効率も低く、音もうるさかったが、開発当時はこれ以外に方法がなかった。
最近は装置の更新時にSIVに置き換えられている。
しかし、MGに全く利点がないかというとそうでもなく、架線からの電気の供給が止まってもいきなり電気が切れることがない。

PRC
(Program Route Controlの略)
コンピュータ制御により自動的に分岐器、案内放送の列車制御をするシステム。
ダイヤが正常に機能している限りは自動的に運行管理されるが、ダイヤが乱れると最終的には手動操作になる。
現在は、これを発展させたATOSが導入されている。
現在PRCが導入されているのは武蔵野線、京葉線、横浜線などである。

SIV
(Static InVerterの略)

静止形インバータのこと。
電車内の設備に100Vの電力を供給するために架線の電気(1500V)を変圧する装置。
従来のMGよりも小型になり、騒音もなくなったが、架線からの電気の供給が止まるとすぐに電気が止まってしまう。
最近の電車にはこの装置が装備されており、装置の更新時期にあわせてMGから交換されることもある。

TASC
(Train Automatic Stopping Controllerの略)

駅定位置停止制御装置のこと。通称タスク。
駅への減速から停車までを自動で行う装置。半ATOと考えて構わない。
主に地下鉄銀座線、丸の内線、東急目黒線等で使用されている。
これは、ホームの長さが少なく、手動での許容誤差が小さいため、停止操作が自動化されている。
運転士は、加速と速度調整のみ行えばいいことになっているが、非常時はTASCを解放して運転する。

VVVFインバータ
(Variable Voltage and Variable Frequency inverter controlの略)

可変電圧可変周波数制御のこと。交流モーターを使いそれに流す電流と電圧を制御する。
交流モーターはメンテナンスがほぼ不要なだが、電圧と電流を制御する必要がある。従来の技術では装置が大きく、費用がかかるため電車に導入できなかった。
しかし1990年代の半導体技術の大幅な進歩によってそれが可能になった。
現在日本に新しく導入する全ての電車はすべてVVVF制御である。
ちなみに、日本で最初のVVVF制御の電車は1982年に熊本市交通局に投入された8200形である。
注目すべきなのは、これが路面電車の車両であるということである。


参考文献
・梅原 淳著 「新幹線の謎と不思議」

・通信用語の基礎知識  http://www.wdic.org/
・音楽館 TrainSimulatorシリーズおよびゲーム解説書
・ウィキペディア日本語版


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